
編集が終わったら動画を書き出そう
Premiere Proでの編集作業が終わったら、残すは「書き出し」だけです。
書き出しとは、編集したデータをYouTubeなどのプラットフォームで見られる動画ファイル(mp4など)として保存する作業のことです。
設定画面には専門用語が並んでいて難しく感じるかもしれませんが、ポイントさえ押さえればさほど難しくありません。
この記事では、動画編集を始めたばかりの方が、YouTube向けの動画を書き出すための最も簡単な方法を解説します。
ぜひ最後まで読み進めてください!
結論:YouTube向け書き出しは「プリセット」を選べばOK
Premiere Proには、目的に合わせた最適な書き出し設定があらかじめ用意されています。
これを「プリセット」と呼びます。
特に、YouTubeに動画をアップロードするのが目的なら、プリセットを選ぶだけでOK
難しい設定を一つひとつ覚える必要はありません。
使用する形式は「H.264」というものが一般的です。
これは、高画質でありながらファイルサイズを抑えられるため、Webでの公開に最も適しています。
そして、この「H.264」の中に、YouTube向けのプリセットが含まれています。
簡単4ステップ!動画書き出しの全手順
それでは、実際の画面を見ながら手順を確認していきましょう。
たったの4ステップで完了します。
ステップ1:書き出し画面を開く
編集が完了したら、Premiere Proの画面上部にある「書き出し」をクリックします。

ステップ2:ファイル名と保存場所を決める
書き出し画面が開いたら、まずは動画のファイル名を決め、どこに保存するかを設定します。
- 「ファイル名」に、自分で分かりやすい名前を入力します。
- ファイル名の下側にある「場所」の青い文字をクリックし、動画を保存したいフォルダ(デスクトップなど)を選択します。
書き出した動画がどこにいったか分からなくなるのは初心者がやりがちなミスなので、このステップは非常に重要です。

ステップ3:YouTube用のプリセットを選ぶ
次に、書き出し設定を行います。
- 左側の設定パネルから「YouTube」のアイコンをクリックします。
- すぐ下に表示される「プリセット」の中から、「YouTube 1080p フルHD」を選択します。
これだけで、YouTubeに最適な画質や形式のほとんどが自動で設定されます。
4Kなど、より高画質な動画の場合は「YouTube 2160p 4K Ultra HD」を選びましょう。

ステップ4:「書き出し」ボタンをクリック
すべての設定が完了したら、右下にある青い「書き出し」ボタンをクリックします。
動画の長さやPCの性能によって時間は変わりますが、しばらく待てば完了です。
お疲れ様でした!

これだけは知っておきたい!よくある質問
Q1. もっと高画質にできませんか?
A1. プリセットでも十分高画質ですが、さらにこだわりたい場合は「ビデオ」タブの中にある「ビットレート設定」を調整します。「ターゲットビットレート」の数値を少し上げる(16など)と、より高画質になりますが、ファイルサイズも大きくなります。
Q2. 書き出しにすごく時間がかかります…
A2. 書き出し中はPremiere Proで他の作業ができません。もし長い動画を書き出す場合や、書き出し中に別の編集作業を進めたい場合は、「書き出し」ボタンの隣にある「Media Encoderに送信」を試してみてください。
「Adobe Media Encoder」という別のソフトが起動し、バックグラウンドで書き出しを行ってくれます。
Q3. 書き出しがエラーで止まります。
A3. 最も多い原因は、PCのディスク空き容量不足です。書き出し先のフォルダに、動画ファイル分の十分な空き容量があるか確認しましょう。
まとめ
Premiere Proの書き出しは、今回ご紹介した手順で行えば、決して難しいものではありません。
まとめると…
- 書き出し画面を開く
- ファイル名と保存場所を決める
- YouTube 1080p フルHD プリセットを選ぶ
- 書き出しボタンを押す
まずはこの方法で、あなたの最初の作品をYouTubeにアップロードしてみましょう。
一本完成させる経験が、次の動画制作への大きな自信に繋がりますよ!
それではまた!